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書籍 「日本一」がいっぱい~地方自治体が変わる~

「抜本的な財政再建に着手しながら、全国初の市民活動団体への「1%支援制度」をはじめ、情報セキュリティマネジメントシステムなどのセキュリティ認証、コンビニ情報端末での公共施設の予約サービスの導入、駅前再開発事業への「特定建築者制度」の活用など先駆的な取り組みを進め、先進自治体として全国から注目を集める千葉県市川市。就任以来、こうした施策を次々と打ち出してきた千葉光行市長自身が職員、市民との取り組みを綴った一冊。

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目次

第1章「クール宅急便」と言われて~市長の財政再建奮闘記

1-01市長就任はすべての「改革」の始まりだった~バブル崩壊後の厳しい財政を引きずる市川市
私の就任したとき市川市にとっては、財政が非常に厳しい状況のときだったのです。私は市会議員、県会議員をしていましたので、地方の財政がどういう状況にあるかは知っているつもりでした。ですから、選挙の公約にも行政改革を掲げたのです。(……続きを読む)
1-02土日返上、会議は朝八時から~「何かが変わるぞ」と期待と不安の職員
十二月二五日、いよいよ初登庁。出迎えた職員から花束を受け取り、早速、市長の椅子に座りました。第二二代市川市長の任期の始まりです。議場に集まった幹部職員に対して私の抱負
を述べたのち、早速、仕事にかかりました。(……続きを読む)
1-03部長室の仕切りを取りはずす~コミュニケーションがとれる組織に変える
ひとまわりして思ったのが、市民に接するカウンターが高すぎること、部長の席は衝立やロッカーで仕切ってあり、課員と隔絶していること、部長室の窓ガラスが曇りガラスで中が見えないこと、職員のネームプレートが小さく、しかもワイシャツ姿だとネームプレートもなく(……続きを読む)
  • 1-04職員からの提案を積極採用~「市長への手紙」はアイデアの宝庫
  • 1-05行政組織はアメーバのごとく~前例にとらわれず、ふさわしい組織を作る
  • 1-06「行革推進室」を市長宣のそばに置く~「推進室からの発信」は、「市長からの発信」である
  • 1-07足元の明るいうちに競輪組合を解散~競輪の開催を続ければ、あと数年で赤字に転落
  • 1-08広域で行政を考える~市川市が政令指定都市を目指す
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    第2章 市民の目線で考える  ~民間の「お知恵拝惜」

  • 2-01 広報紙を月四回発行に増やす~配布を楽しみにする市民も
  • 2-02 改革は市民の理解を得ながら~「財政健全化緊急三ヵ年計画」を掲げる
  • 2-03 自らも痛みをともなう~給与水準の高さは県内二位だった
  • 2-04 人は滅ってもサービスは低下させない~同じサーピスだったら民間委託のほうが安い
  • 2-05 学校給食で経験した委託化は大変~「委託差止め」の裁判にも
  • 2-06 保育園の委託化に保護者が反対~専属の組織を作って対応
  • 2-07 政策決定は合議の場で行う~公平、公正な人事で職員のモラールが向上
  • 2-08 お役所仕事から脱皮~「まちの相談直行便」は市民の強い味方
  • 2-09 市民からのメール・ボックスは「宝物箱」~ニーズ分析が市民満足度につながる
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    第3章 職員の意識を変える~「できない」から「できる」に職員の意識を改革

  • 3-01 若い職員と「飲む」~「ノミニケーション」は本音で語り合う
  • 3-02 市長室には課長が入る~実務は部長よりも担当課長がわかる
  • 3-03 何よりスピードが大事~タイミングを逃すと、チャンスを失う
  • 3-04 現場主義、体験主義を貫く~市民の目線で考えることが政策判断の原点
  • 3-05 辞令をもらった日に新部署に就け~仕事はけじめが大事
  • 3-06 異動・年末年始の挨拶まわり禁止~異動の騒ぎで一日が終わるのはおかしい
  • 3-07 御用始めの夜に職員向け講話~市の財政・課題を説明するのが恒例に
  • 3-08 係制を廃止し「スタッフ制」導入~職員一人ひとりのパワーを発揮する
  • 3-09 管理職への登用は試験による~能力が実証できれば年は関係ない
  • 3-10 いい人材に学歴、年齢は関係ない~現場で働く意欲を持った職員が欲しい
  • 3-11 専門員制度を導入~二七の部門で四四名を委嘱
  • 3-12 専門員の集団により契約監理~委託を「業者ベース」から「市のペース」に
  • 3-13 予算を残した部を報償する制度~四〇〇万円の郵便料を節約した課も
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    第4章 地域パワーを復活~市川の「人・自然・まち」は宝物

  • 4-01 文化創造の主体は市民~「文化部」を持っているのも特色
  • 4-02 文化人の足跡は市川市の財産~文化の裾野の広がりが「文化都市」の証となる
  • 4-03 「東山芸術」を市川市から発信する~記念館は開館以来、八万人が入館
  • 4-04 市民の学習意欲に応える~知識・技能を「ボランティア」に活かす
  • 4-05 寄付者の名前を残す~寄付担当窓口を定め、「寄付メニュー」を用意
  • 4-06 「子育て支援」で助け合えるまちへ~「子どもを預けたり、預かったりする」サポート制度
  • 4-07 日本初の「市民あま水条例」~生垣設置にも助成制度
  • 4-08 市民参加による環境活動~ごみコー分別収集も「環境市民会議」が提案
  • 4-09 全国初の試み「1%支援制度」~納税者が支援する市民活動団体を選ぶ
  • 4-10 夢は「1%制度サミット」~全国で制度実現への芽を育てたい
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    第5章 「健康」をキーワードにしたまちづくり~「世界基準」の健康都市を目指す

  • 5-01 WHO健康都市に取り組む~市制70周年記念に「宣言」
  • 5-02 「ヘルシースクール」に取り組む~全校で小児生活習慣病予防検診
  • 5-03 「安全・安心」も健康都市の重要な柱~「青色防犯パトロールカー」で自主防犯
  • 5-04 「環境・健康」に良い自転車利用を促進~放置自転車を活用した「レンタサイクル」
  • 5-05 健康都市の世界ネットワーク~市川市が日本支部の支部長に
  • 5-06 市民に広がる健康都市の輪~「健康都市サポーター養成講座」も人気
  • 5-07 「国際大会開催」で世界にアピール~健康都市として市川市を世界に売り込む
  • 5-08 「路上禁煙」が全国に広がる中で~「市民マナー条例」で歩きタバコ禁止
  • 5-09 ホームレスの自立支援をする~縦割り主義をやめ、「自立支援」担当に一本化
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    第6章 先手必勝!~ITを起爆剤に

  • 6-01 視察が絶えないPFI事業~安いコストで、質の高いサービスが可能に
  • 6-02 駅前再開発事業に日本初の制度導入~「特定建築者制度」活用で、市の負担を大幅減
  • 6-03 工場跡地を防災公園に活用~全国初の防災計画支援システムを作る
  • 6-04 「市川市版ABC」のソフトを開発~全庁あげてコスト分析
  • 6-05 「IT日本一」の第一歩は人材育成から~毎年二五名の情報化推進アドバイザーを育てる
  • 6-06 「日経インターネットアワード」で日本一~市民の目線でホームページを作る
  • 6-07 コンビニの情報端末で公共施設の予約~IT活用の官民連携は画期的
  • 6-08 全国で初めて「セキュリティ認証」を取得~市の全部門で取得は国内唯一
  • 6-09 電子自治体ランキング、四年連続全国一位~市民生活に連携した行政システム「レガシー改革」
  • 6-10 世界先進都市がモデルの「eモニター」~インターネットアンケートで住民の声を把握
  • まだまだある10年間の歩み